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2018年11月7日水曜日

経営分析~安全性分析~

<流動比率>

流動比率の改善 流動比率=(流動資産/流動負債)×100 →短期的な支払い能力として大きい方が良い 200%以上が望ましい

流動性比率が高くなるケース
    • 売上の増加と経費削減により、利益と内部留保を拡大する
    • 不要な固定資産を売却して現金を増やす
    • 長期借り入れによって預貯金を増やす
    • 増資によって現金を増やす
    • 短期借入金を長期借入金に借り換えする


    流動性比率の注意点
    • 流動比率が高ければ支払い能力があるとは限らない
    • 流動資産のすべてが支払い原資にできるとは限らない
    • 出入金のタイミングは考慮されていない
    • 企業の信用力が低いため流動負債がすくないことがある
    • 流動資産は業界や経営方針によって安全性の基準が異なる

    流動資産は現金預金、売掛金の他、商品や棚卸資産を含む

    <正味運転資本>
    流動資産のうち流動負債の返済を考慮することなく自由に運用することが可能な部分のことである。経営管理の観点からは、流動比率(=流動資産÷流動負債)が財務上の安全性を比率でみるのに対し、正味運転資本は絶対額で みるものといえ、金額が大きい方が望ましい。
    流動資産 - 流動負債 →金額が大きい方が望ましい。


    <当座比率>
    当座比率の改善 当座比率=(当座資産/流動負債)×100 →大きい方が良い 100%以上望ましい

    当座資産は現金預金、売掛金を指す。商品や棚卸資産は含まないが有価証券は含む。

    <固定比率>
    固定比率は、企業の財務安定性(特に、長期的な支払い能力)を評価する代表的な指標である
    固定比率の改善
     固定比率=(固定資産/自己資本)×100 →低い方が良好な経営状態と言える 100%以下

    固定比率から読み取る
    • 過大なIT投資でないか
    • 不必要な設備投資でないか
    • 資金調達能力を超えて投資がされていないか

    <固定長期適合率>
    固定長期適合率の改善 固定長期適合率=(固定資産/(自己資本+少数持株数+固定負債))×100 →低い方が良い 100%以下

    固定長期適合率が低くなるケース
      • 固定資産を減らす
      • 資本を増資する。内部留保を増やす
      • 短期借入金を長期借入金に借り換える
      • 社債を発行する


      <自己資本比率>
      自己資本比率の改善 自己資本比率=(自己資本/総資産)×100 →高いほど財務内容が安定 50%以上がよい


      <インタレスト・カバレッジ・レシオ>
      インタレスト・カバレッジ・レシオとは、会社が通常の活動から生み出すことのできる利益、すなわち営業利益と金融収益(受取利息と受取配当金を含めることが多い)が、支払利息をどの程度上回っているかを示す指標。 企業の安全性、財務体質の健全性を評価する要素の1つ。 この比率が高いほど、財務的に余裕がある。
      (営業利益+受取利息+受取配当金)÷(支払利息+割引料)→倍率が高いほど金利負担の支払能力が高く財務的に余裕がある

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