心が参ってしまった時の対処方法は「思い出の曲を聴く」です。
これは白石一文著の小説「ここは私たちのいない場所」の中でサザエさん症候群であることを打ち明けた主人公が一緒にいた女性からアドバイスを受けるシーンで出てきます。「何か思い出の曲ってある?すごく懐かしくて、それを聴いたら、あの頃にもう一度帰りたいなと思うような曲、そういう曲がいいんだけど。(略)もしそういう曲があるなら、今日から毎日、いつでもいいから気が向いた時に聴いてちょうだい。独りのときでも、人混みの中でも、とにかくいつでもいいの。そしたらだんだん症状が軽くなって、いずれ消えてしまうから」
女性は続けます。
「そうなふうに心が参ってしまったときは自分自身に治してもらうのが一番なのよ。というか、自分の心は自身にしか治せないの。(略)いまの自分に治療してもらうわけにはいかないでしょう。だから、過去の自分に会いに行って、その人に治してもらうしかないのよ」
これは実際にやってみて効果を実感しました。ぜひ試してみてください。注意点としては、過去同じように落ち込んでいた時の自分に会いに行かないようにしてください。同じ気持ちになってしまう可能性があります。別に楽しい思い出なんかでなくて良いです。あの時の自分に会ってみたいな、とか声をかけてやりたいなと思う自分を探せばよいです。
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