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2023年10月3日火曜日

違いを理解する 〜認証、認可、認定〜

認証、認可、認定について違いを理解します。

認証(Authentication)

法律上の定義は「一定の行為又は文書の成立あるいは記載が正当な手続によってなされたことを公の機関が確認、証明すること。」です。パソコンにログインする際に、正当な利用者かどうかをIDとパスワードで確認することも認証の一つです。指紋認証、パスワード認証などと言ったりしますが、Aさんが確かにAさんであることを証明、本人確認すること、が認証です。

認可 (Authorization)

講学上の法律行為的行政行為の一つで、「第三者の行為を補充してその法律上の効力を完成させる行為。認可を受けないでした行為は無効であるが、当然には処罰の対象とならない。」となります。パソコンを利用する際に、ログイン認証でAさんがAさんであることを本人確認(認証)してログインしたとします。その後、Aさんはパソコン内の様々なリソースを利用するわけですが、全てを利用できたり、全ての設定を変更できるかどうかの権限をAさんが持っているかどうかはまた別の話しとなります。つまり認可とはアクセス権、実行権をもつか否か、許可するかしないかということです。

認定 (Certification)

法律上の定義は「一定の事実又は法律関係の存否を有権的に確認すること。」です。法的な文脈では、製品の安全性や規制遵守に関連する法律で使用されます。ある事実や資格の有無、事柄の内容が当たっているなどを間違いないと認めて決めることや特定の品質基準や安全性基準を満たしていることが、第三者の機関によって検証されていることを指します。ISOの世界では、企業にISO認証を行っている認証機関を審査する機関を認定機関(日本ではJAB)と言います。

なんだがややこしいですが、認証はその人が本当に本人かどうかを確認すること。認可はその人本人だと認証できたとして、権限を与えるか否かの行為。認定は何かの基準に対し、満たしているかどうかを第三者が確認すること。といえます。

認可保育園や認証・認定保育園

保育施設に対して、「認可保育園」や「認証・認定保育園」というものがあります。認証、認可、認定の意味をあてはめた上で、どういった違いがあるのかを考察します。

<認可保育園>
認可保育園とは、都道府県や市町村などの自治体が定めた設置基準を満たした保育施設のことを指します。定員に応じた施設の広さ、設備設置状況、保育士の配置基準など全て基準を満たした場合に認可保育園としての運営が認められるものです。満たすべき基準があり、その基準を満たしている保育園ということであれば、”認定”のほうがしっくりくるのですが、認可保育園と呼びます。

<認定保育園、認証保育園>
認定保育園、認証保育園とは、認可外保育園のことを指します。認可保育園の基準は下回るものの、ある一定の基準を満たした保育施設を都道府県や市町村などの自治体が認証・認定して支援している施設のことです。認証・認定の保育施設は、主に人口の集中する都市部で制度化されています。全ての保育施設が認可保育園の基準を満たす必要があるとなれば、スペースの問題などで施設を開設できず需要を満たせないケースがあるため、昨今の待機児童解消の施策として広まったといえるでしょう。認定の使い方は違和感ないですが、認証の使い方はどうなんでしょうか。意味に照らして利用してるというよりは、固有名詞化され使われている印象です。

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