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2023年9月2日土曜日

違いを理解する 〜問題と課題〜

ビジネスシーンでもよく使われる「問題」と「課題」という言葉にフォーカスします。

実際のところ意識して使い分けしている人は少なく、この二つは同じ意味で使われていることが多いように感じます。

実用的かはさておき、二つの言葉の意味を深堀します。それぞれの意味を広辞苑で調べると以下の通りです。
問題

  1. 問いかけて答えさせる題。解答を要する問い。「試験問題」「入試問題」

  2. 批判・論争・研究などの対象となる事柄。研究・論議して解決すべき事柄。「そんな提案は問題にならない」「経済問題」

  3. 争論の材料となる事件。困った事柄。厄介な事件。「新たな問題が起きる」

  4. 世間が関心をよせているもの。人々の注目を集めている話題。「問題の議員」
課題

  1. 題目、主題を与える、または、与えられる題目や主題。「論文の課題」「課題図書」

  2. 解決しなければならない問題。果たすべき仕事。「公害対策は今日の大きな課題である」「緊急課題」


注目すべき点として課題の説明の中に「問題」という文言が出てくることです。

つまり、問題とは起きている事象や事柄そのものを指している。課題とはそれらの問題に対して解決すること、行動や取り組みのニュアンスが含まれているといえます。

例えば、家の目の前で車かバイク、自転車などの交通事故が起きたとしましょう。その時「家の前で何か問題が起きている」とは言っても「家の前で何か課題が起きている」とはあまり言いません。

これは、「事件」そのものは「問題」であること。またその問題に対して解決すべきものがあるのか?あるとしてもそれがまだ何か分かっていない状況では「課題」として捉えることができないからといえます。

交通事故という問題に対し、もし渋滞が発生しているとしたらその渋滞を解決すべき問題=課題として捉えることができます。

発生した問題が何かを認識し、それらを解消するためにやるべきことが判明してはじめて「課題」となる、ともいえます。

「課題」の使われ方

    もう一点、「課題」の使い方です。

    先の例では、交通事故による渋滞に対して解決すべき問題=課題と記載しました。

    この時、「課題は渋滞です」や「問題は渋滞です」と表現した場合、一見どちらも違和感なく受け取れます。

    ただ厳密にいうと「課題は渋滞です」という表現は適切でないとする意見が多いです。課題を表現する場合、

    「課題は交通事故の車両を撤去して渋滞を解消すること」、「課題は交通整理を実施して渋滞を解消すること」というように、解消方法を合わせて記載します。

    つまり、渋滞という事象そのものは問題であり、課題を語る場合はその問題を解消するための行動や取り組みを記載する、ということです。

    渋滞に対する解消の行動や取り組みとは「車両を撤去すること」や「交通整理を実施すること」であり、果たすべき仕事=課題となります。

    課題と問題を意識して使われているのか?

    ビジネスにおいて課題と問題を同じ意味で使いがちで、厳密に使い分けしている人は少ない印象です。

    ここまで記載した通り問題と課題はビジネスシーンで頻繁に出てくるものですが、それぞれ意味は異なります。

    問題とは突然発生したりする事象や事柄そのものあり、即座の対応が必要で原因の特定と解決が焦点です。

    一方で課題は、発生した問題に対して解消すべき行動や取り組みを指します。

    これらを認識し正しく理解しておくことは重要と考える一方で、ビジネスにおいて正確に用語の使い分けをされているのかといえば、これは個人的な意見ですが曖昧に利用している人が多いと感じます。

    だからといって使い分けできていないことを咎められることもないでしょう。

    過度に使い分けることにこだわる必要はないものの、違いを理解しておくことは重要です。

2023年8月4日金曜日

違いを理解する 〜平等、公平、公正〜

言葉の意味や使い分けに意識を向け、日々のコミュニケーション能力を向上させることを目的に言葉の違いを理解します。

今回は「平等、公平、公正」の違いです。

平等(Equality)とは、みな一律に等しい、イコールに扱うということです。食べ物を平等に配布する、お金を平等に支給する、男女平等に機会が与えられる。などと使います。

公平(Equity)とは、みな同じ様に扱うこと、偏った判断や処理をしないこと。公平を期すためにルールを見直す、公平にするためハンディキャップを与える。などと使います。

もう一歩、違いについて踏み込んでみます。

例えば競馬にはハンデ戦というレースがあり、出走する全ての馬が1着となれるよう、ハンデキャッパーと呼ばれる人たちが各馬の斤量(重り)を意図的に設定します。

ここで「平等に重りを設定する」となると、各馬同じ重さを負担することになるので不適切です。

「公平に重りを設定する」とすれば、各馬の差異や特徴に合わせた負担を設定することで、

全ての馬が同じスタート地点に立ちレースをすることができます。

最後に公正(Fairness)とは、平等で偏りがないこと、公平で正しいことです。公正に判断する、公正な取引を行う、などと使います。

基本的には「平等」や「公平」と同じ意味とも感じますが、何かの判断や取引において平等が良いのか公平が良いのかなど、それぞれのケースに合わせ正しく扱うことが「公正」です。

先ほどの競馬のハンデ戦で各馬の重さを設定するハンデキャッパーには公正さが求められ、この場合は各馬を公平に扱うことが公正です。

一方で、男女に差別なく機会を与えるという場面においては、男女を平等に扱うことが公正であると言えます。 

2023年7月14日金曜日

企業経営理論 〜商店街の活性化〜

新規参入者を呼び込む方策

①内部資源活用型:空き店舗を活用する、内部資源を有効活用する
②事業環境整備型:新規開発者支援等をすることで商店街における事業環境整備を進める
③相乗効果型:内部資源活用と事業環境整備の両方を組み合わせることで相乗効果を発揮する
④商店街店舗の組合参加率を高めること
⑤既存店舗が店舗革新をしやすい環境を整備する

2023年6月10日土曜日

運営管理 〜納期管理〜

納期管理の考え方

納期管理の目的

①納期を維持する
②生産速度の維持および調整をする

納期を維持する目的で計画よりも先に作業を進めてしまうと、仕掛品や在庫品が増えてしまう
進度を調査する場合の考え方

①個別生産の場合(仕事が1個の場合)
仕事がどの程度まで進んだかを調査する
②連続生産の場合(仕事が多数の場合)
仕事が何個完了したかを調査する
納期遅延

①指定納期の見積もりよりも、加工期間が長いと発生する
②指定納期の見積制度と加工期間の短縮が必要となる
余力管理が必要になる原因

当初計画に問題がない場合の原因は以下
「能力<負荷」になる原因(遅れが生じる)

①機械の故障
②作業者の欠勤
③前工程からの材料遅れ
④追加注文や飛び込み注文の発生
「能力>負荷」になる原因(遊びが生じる)

①計画変更による生産予定量の減少
②注文取り消し

2023年6月3日土曜日

論点のすり替えや口撃から身を守る

時に論理的な意見や語りと思われがちだがよく考えると、論点のすり替えであったり、人への口撃手法というものが存在します。これらをある種のフレームワークとして知っておくことで、「目の前で話している相手はこの手法を使って話しているな」ということが理解でき、次第に対処できるようになります。他人に支配されることのないように、自分の人生を自分の意思で生きるためのフレームワークです。


ホワットアバウティズム(Whataboutism)

自身の言動を批判された者が、直接疑問に答えるのを避けて話題をそらす論法のこと。「あなただって、XXでしたよね?人のこと言えませんよね」というように、批判の矛先を他にそらすこと。駐車違反の取り締まりを受けた人が「他にも駐車違反で止めている人がいっぱいいるではないか」と他の第三者へ矛先をそらしているが、その人が駐車違反をした事実は何ら変わらないし、他の人が駐車違反をしているからといって違反してよいわけではない。

ストローマン手法(Strawman strategy)

ストローマンは相手の考えや意見を歪めて引用し、その歪められた主張に対してさらに反論するという論法のこと。あるいはその歪められた架空の主張そのものを指す。藁人形論法、案山子論法(かかし論法)ともいう。
例えば「気候変動は深刻な問題であり、地球温暖化への対策を急がなければなりません。再生可能エネルギーへの移行やエネルギー効率の向上が重要です。」という意見に対し「あなたは経済発展を阻害し、雇用を奪いたいのですか?原発や火力発電のエネルギー規制を強化することで、多くの企業が倒産し、失業者が増えることでしょう」この例では気候変動の問題とその解決策について話しているのに対し、経済発展の阻害や雇用の喪失といった極端な結果を連想させる主張を提示しています。地球温暖化に対する具体的な対策には言及せず、代わりに経済や雇用の面での負の影響というストローマン(藁人形)を作り出し、そこに焦点を当て口撃する。

ガスライティング(gaslighting)

ガスライティングは心理的虐待の一種。被害者に些細な嫌がらせ行為をしたり、故意に誤った情報を提示して被害者が自身の記憶、知覚、正気、もしくは自身の認識を疑うよう仕向ける手法のこと。例えば、いじめの事実をいじめる側が否定してみせるという単純なものから、被害者を当惑させるために奇妙なハプニングを起こして見せるといったものまである。いじめの理由として「あの子が鈍臭い」「言ったことをやらない」「心が弱いだけ」とあたかもいじめられている側に理由があるように仕向けたりしてさらに口撃する。
「昨日の会話で、あなたは私に失礼な言葉を使いました。私はとても傷つきました。」という意見に対して「私は何も言っていませんよ。あなたは敏感すぎるんじゃないですか?そんな風に受け取るあなた自身の感情に問題があるのかもしれませんね。」と受け取る側に問題があると反論することで、傷ついたと主張する感情に問題があると仕向けて口撃する。

人身攻撃

ある論証や事実の主張に対して、その主張自体に具体的に反論するのではなく、主張した人の個性や信念を攻撃する論法。論点をすりかえる作用をもたらす。人格攻撃論法ともいう。論理性や合理性を持って判断するクリティカル・シンキングにおける論理的な誤りである誤謬のひとつ。
「AさんはXXと主張している」→「Aさんは先日〇〇について嘘をついた/Aさんは□□という問題を起こした」→「Aさんは信用できないし間違っている。したがってXXという主張は誤りである」。著名人が不倫などのスキャンダルを起こすと、その人の人格そのものを否定し、どんなに正しいことを主張しても否定される。その人の作品や、出演した映画、ドラマなども否定される。制作物や出演作品に罪は無い。

中庸に訴える論証(golden mean fallacy)

2つの相反する主張に対して用いられる。例えば、ある人が空は青色だといい、またある人は空は黄色だと主張したとする。ここで真実の空の色は緑色だと主張するのがこの誤謬である。緑は青と黄の混色であり2つの位置の妥協点ではあるものの、空は明らかに緑ではない。この比喩のように、2つの位置の中間に立つことは必ずしも真実とは限らない。

民衆へのアピール(propaganda)

人気へのアピールとも呼ばれ、論理的誤りのこと。それは、多くの人がそれを信じているため、誰かが何かが正しいと主張しようとするときに起こる。例えば「多くの人が延長保証を購入しているため、その家電用に延長保証を購入する必要がある」というもの。多くの人が購入している(人気がある)からといって、必ずしも購入する必要があることにはならない。

早まった一般化(hasty generalization)

例が少数にもかかわらず、そこから一般的な結論を導こうとすること。Xを満たすものが存在するという一部の事実から、全てにおいてXを満たすと判断してしまう。Xでないものが存在する可能性が全く考慮に入れられていないため、誤りになる。

2023年5月18日木曜日

AWS  〜EC2〜


EC2インスタンス

インスタンスストアは、インスタンスに一時的なブロックレベルのストレージを提供する。このストレージは、ホストコンピューターに物理的に接続されたディスク上に配置される。インスタンスストアは、バッファ、キャッシュ、スクラッチデータ、その他の一時的なコンテンツなど、頻繁に変更される情報の一時的な保存や、ウェブサーバーの負荷分散プールなど、複数のインスタンス間で複製されるデータの保存に最適である。インスタンスストアは、ブロックデバイスとして公開されている1つまたは複数のインスタンスストアボリュームで構成されている。インスタンスストアのサイズと利用可能なデバイスの数は、インスタンスの種類によって異なる。インスタンスストアは特定のインスタンス専用だが、ディスクサブシステムはホストコンピュータ上のインスタンス間で共有される。インスタンスストア内のデータは、関連するインスタンスの存続期間中のみ持続する。インスタンスが(意図的または非意図的に)リブートしても、インスタンスストアのデータは持続する。ただし、次のような場合には、インスタンス・ストアのデータは失われる。
・基盤となるディスクドライブの故障
・インスタンスの停止
・インスタンスが終了する

2023年4月17日月曜日

macOS Ventureを非対応の古いMacに入れた後、アップデートしたら起動しなくなった場合の対処法

Macbook airのLate2012にmacOS Venturaを入れて利用してます。Venturaはもちろん非対象です。

ある日、Venturaのソフトウェアアップデート13.2.1→13.3.1が表示されたため、いつもの勢いで

アップデートボタンを押してしまいました。

あ、そういえば非公式なやり方でVenturaを入れているのだった、、と思い出した時にはあとの祭り

再起動後、起動画面から進捗バーがある時点で止まってしまい、起動しなくなってしまいました。

今回は、その起動しなくなった状態からの解決策を記載します。

非対応の古いMacへVenturaを入れる方法は「OpenCore Legacy Patcher」というソフトウェアを利用してます。

以下のサイトを参考に実施してます。

【完全ガイド】macOS Ventura に非対応の古い Mac に Ventura をインストールする方法【OpenCore Legacy Patcher / OCLP】

症状ですが、

起動ボタンを押した後、起動画面の進捗バーがある時点で止まってしまい、そのまま落ちてしまいます。

何度起動しても、立ち上がりません。

シングルユーザーモードで起動してみる


OpenCore Legacy Patcherを導入すると、起動時にハードディスクを選択する画面(→ブートピッカーというそうです)が表示されます。

そのブートピッカーが表示されたら、Command + Sキーを押しっぱなしにして5秒間待つことで、

シングルユーザーモードで起動できます。

しかしながら「couldn't alloc class 'AppleKeyStoreTest'」という文字が表示された後、以降止まってしました。

セーフモードで起動してみる

次にブートピッカーが表示されたら、Shiftキーを押しっぱなしにして5秒間待つことでセーフモードで起動できます。

セーフモードだと何と起動できました!→画面右上に赤文字で「セーフブート」と表示されます。

おそらく「OpenCore Legacy Patcher」のバージョンが古いからエラーになったと思い、

「OpenCore Legacy Patcher」の最新版(2023/4時点)0.6.4をダウンロードして、インストールします

ところが、セーフモードは読み取り専用なのかインストールできません。。。read onlyの表記とともに

エラーが表示されました。

最新版のインストールは諦めて、今度はトラブルシューティングに記載のある古いKext(ドライバみたいなもの)を削除する対応を試してみます。

Macをセーフモードで起動し、Finderで/Library/Extensionsを開き、以下の3つを残して、他のすべてのファイルを削除します。
HighPointIOP.kext
HighPointRR.kext
SoftRAID.kext

もしくは、デスクトップなどの他の場所にバックアップ用のフォルダを作成し、そこに移動した後にMacを再起動します。

すると通常どおり起動できました!

ただし、起動できたは良いのですが、画面の表示動作が何やら遅いというか、とても違和感しかない

状況となってしまってました。

あらためて「OpenCore Legacy Patcher」の最新版(2023/4時点)0.6.4をダウンロードしインストールを試みます。

今度はインストール成功!

OpenCore Legacy Patcherを起動して「Post Install Root Patch」内の「Start Root Patching」をクリックして、手動でパッチのインストールを行い、再起動します。

これにより画面の表示動作が遅い事象は解消しました。

以下、教訓です。

気軽にOSはアップデートしない。

事前バックアップは必須。

OpenCore Legacy Patcherは常に最新版をインストールし、パッチのインストールを実施する。

以上が、起動しなくなった状態から何とか乗り切った経緯です。 

商業簿記 〜株式会社設立と純資産〜

株式発行にかかる費用 創立費 新規に株式会社を設立する際の定款作成や登記にかかる費用のこと。 株式会社の設立前 にかかる費用。 最低でも24万円(定款認証に9万円、設立登記に15万円)かかる 株式交付費 株式の増資時にかかる費用のこと。 株式会社が設立した後 の費用。 開業費 株...