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2019年12月1日日曜日

ACPをめぐるあれこれ

ACPという言葉初めて知りました。


このACPについて、厚生労働省がPR広告を最近出したようなのですが、

その宣伝ポスターの内容が酷い、ということでヤフーのトップページに

記事が掲載されておりました。

その記事を目にした私は、そもそもACPという言葉が分からないため、

調べることに。

=====厚生労働省のHPの説明は以下の通り=====

自らが希望する医療・ケアを受けるために、
大切にしていることや望んでいること、どこで、どのような医療・ケアを
望むかを自分自身で前もって考え、周囲の信頼する人たちと話し合い、
共有することが重要です。

自らが望む人生の最終段階における医療・ケアについて、前もって考え、
医療・ケアチーム等と繰り返し話し合い共有する取組を
「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)」と呼びます。
===========================

要するに、何らかの危篤状態になってしまい意識が戻らない場合、

延命処置を続けるか、やめるかといった選択を本人が元気な内に

あらかじめ意思決定しておきましょう。ということのようです。

なるほど、例えば運転免許証の裏に「臓器提供意思表示記入欄」が

ありますが、それに近いでしょうか。

つまり、本人の意思が確認できないような事態になってしまう前に、

あらかじめ決めておく項目の一つ、ともいえそうです。

自分の骨はどこそこの墓に入れてほしいとか、海に散骨してほしいとか、

自分が死んだ後のことをあらかじめ決めておく遺言に近いようなもの、とも考えられます。

ACPとは「自身が自身のことについて意思決定できなくなる前に、あらかじめちゃんと考えといてね」ということなのでしょう。

普段は、自分が意識不明になるなんてことや死については向き合うことがなかなか無いので、

そのような気づきを受けた、という意味でよい機会でした。

ところで、厚生労働省がどれだけの予算でどのような酷い広告を出したのか、

結局のところ、知りえなかったのですが、

私のような人間にも、ACPについて考えるきっかけを与えてくれたので

広告の出し方が良いか悪いかは別として、結果的に宣伝効果があったようです。

SNSであえて炎上して、売名行為をする輩もいるようですが、

それを思い出しました。

もちろん厚生労働省がそこまで考えてやっているわけは無いでしょうね。

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