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2024年3月6日水曜日

経済学・経済政策 〜IS-LM分析〜

IS-LM分析

IS-LM曲線は、物品の売り買い(財市場)お金の貸し借り(貨幣市場)が同時に釣り合う「国民所得(Y)」と「利子率(r)」の組み合わせを表したもの。

・45度線分析やIS-LM分析は物価Pが一定という前提がある。それは短期的な分析だから
一方で、AD-AS分析は物価は変化する。それは長期的な分析だから。

財市場の均衡式:Y=国民所得、C=消費、I=投資、G=政府支出、C0=基礎消費、I0=基礎投資、c=限界消費性向、r=利子率、i=投資の利子感応度
Y=C+I+G
C=C0+cY
I=I0-ir
Y=C0+cY+I0-ir+G0
Y=C0/(1-C)-ir/(1-C)+G0/(1-C)

IS曲線

IS
曲線(財市場の均衡)は 政府の支出や私たちの消費、企業の投資などが釣り合う状態。右下がりのグラフになる。IS曲線は、「投資(Investment)」と「貯蓄(Saving)」が等しくなる状態を表している。私たちが銀行にお金を「貯蓄(S)」すると、銀行はそのお金を企業に貸し出し、企業はそれを使って工場などの「投資(I)」を行う。つまり、「みんなが貯金した(S)」が、余すことなく「企業の未来への投資(I)」として使われている状態が、モノの売り買いがピッタリ一致している状態(財市場の均衡)。
投資I(Investment)
企業が工場を建てたり、機械を買ったりすること。世の中の利子率(金利)が下がると、企業はお金を借りやすくなるため、投資(I)は増える。

貯蓄S(Saving)

私たちが収入の中から、消費(買い物)に回さずに残したお金のこと。
マクロ経済学では、「使われなかったモノ(売れ残り)」とも捉えらる。

S=Y-C
S=Y-(C0+cY)
S=(1-c)Y-C0=sY-C0
(1-c)=s:限界貯蓄性向

貯蓄のパラドックス:限界貯蓄性向が上がっても貯蓄Sは不変
財政政策(政府が行う)
政府が公共事業G↑を増やしたり(政府支出の拡大)、減税T↓を行ったりする政策。IS曲線が右にシフトする結果、国民所得(Y)が増えるが、同時にお金への需要が高まるため、利子率(r)も上昇する





・限界消費性向が大きいほど、IS曲線の傾きは緩やかになる
・投資利子感応度が大きいほど、IS曲線の傾きは緩やかになる
クラウディングアウト(財政政策のブレーキ)

・財政政策で「よかれ」と思って政府が支出を増やしても、効果が少し薄れてしまう現象をクラウディング・アウト(押し出し効果)と言う。
・政府が公共事業を増やす(IS曲線が右にシフト)。
・経済が活発になり、みんながお金を使おうとするため、利子率が上昇してしまう。
・利子率が上がると、民間企業は「今は借金してまで工場を建てるのはやめよう」と投資を控えてしまう
・結果として、政府が盛り上げた分の景気が、民間投資の減少によって一部相殺されてしまう。


LM曲線

世の中に出回るお金の量(貨幣供給)と、人々が持ちたいお金の量(貨幣需要)が釣り合う状態。右上がりのグラフになる。市場に流れているお金の量(M)に対して、人々が手元に持っていたいと思うお金の量(L)が、多すぎず少なすぎずピッタリ一致している状態(貨幣市場の均衡)を表している。

貨幣需要L (Liquidity;流動性)

資産の内、
人々が「資産を(債券や株ではなく)いつでも買い物に使える『現金(貨幣)』の形で保有したい量のこと。!」と思う度合いのこと。


利子率rが下がると債券の価値が下がるので債券を売る方向へ進む→そうすると貨幣が増える
国民所得Yが上がるとLは右にシフトする。

L=貨幣需要、k=貨幣需要の所得感応度、h=貨幣需要の利子感応度
L=kY-hr
貨幣供給M (Money Supply)
世の中に出回っているお金(通貨)の総量のこと。

M=マネーストック、P=物価
M/P=L

M/P=kY-hr





・貨幣需要の所得感応度が小さいほど、LM曲線の傾きは緩やかになる
・貨幣需要の利子応度が大きいほど、LM曲線の傾きは緩やかになる
・名目貨幣供給の増加(Pは一定)は利子率が低下するためLM曲線は右シフトする
金融政策(日銀が行う)

中央銀行が世の中に出回るお金の量(マネーストック)を増やす政策(金融緩和)。LM曲線が右にシフトします。世の中にお金が溢れるため利子率(r)が下がり、それによって企業の投資が促されて国民所得(Y)が増加します。
流動性の罠

利子率が極限まで下がりきってしまった特殊な不景気状態を流動性の罠(Liquidity Trap)と呼ぶ
  1. 利子率がほぼ0%の超低金利になると、人々は「これ以上利子率は下がらない(=これからは上がるしかない=債券を買うと損をする)」と考える

  2. すると、誰も債券などで運用しようとせず、手元に現金のままお金を持とうとする(貨幣需要が無限大になる→h=貨幣需要の利子感応度が無限大)

  3. このとき、LM曲線は水平(真横一文字)になる。

この状態で中央銀行がお金を大量に世の中に流しても(金融政策でLM曲線を右に動かそうとしても)、水たまりに水を注ぐようなもので、水平な線はいくら右にズラしても形の見た目が変わならい(利子率がこれ以上下がらない)。

利子率が下がらないため、企業の投資も刺激されず、金融政策による景気回復効果はゼロになってしまう。

完全なるクラウディングアウト

LM曲線が垂直になり(h=貨幣需要の利子感応度がゼロ)、政府が支出を増やしてIS曲線が右シフトしても国民所得は変わらない。



2024年2月5日月曜日

AWS 〜ガバナンス〜

AWS Cloud Trail

AWSアカウントのAPIアクティビティをイベントとして記録する。CloudTrailイベントログファイルはデフォルトでS3にサーバーサイド暗号化(SSE)で暗号化される。

2024年1月17日水曜日

経済学・経済政策 〜効用の最大化〜

上級財・中級財・下級財

上級財

所得が増えた時に買う量が増えるもの→ほとんどのものが上級財
中級財

所得が増えても、買う量が変わらないもの→所得が増えても(減っても)買う量は変わらない。トイレットペーパーなど生活必需品が該当する。所得が増えたからといって、トイレにいく回数が増えるわけではない。
下級財

所得が増えた時に買う量が減るもの→インスタントラーメンなど、所得が増えたら買うのをやめてもっと質の良いものを欲しいと考える
ギッフェン財財

需要曲線が右上がりの財のこと。その財が下級財であり、かつ所得効果が代替効果を上回ることによる。1845年にアイルランドで発生したジャガイモ飢饉において、ジャガイモの需要曲線が右上がりであったことをロバート・ギッフェンが発見された。飢饉により主食のジャガイモ価格が高騰したが、それでもさらにジャガイモの購入量が増えた。その背景として、当時は肉も販売されていたが、ジャガイモの高騰で肉を買う余裕がなくなり、肉の購入量を減らした分でさらにジャガイモを購入するという現象が起きたもの。

2024年1月16日火曜日

irumoでeSIMへの交換がものすごく簡単にできた件

携帯電話を2台持ちしており、eSIMでディアルSIMにすることで携帯電話を1台に集約することを考えました。

今回eSIMへ切り替えを試みたところ、ほぼ10分以内でできてしまったのでその内容を記載します。

切り替え前の携帯電話端末とキャリアの状況は以下のとおりです。

端末①:Android、キャリア回線:docomo(irumo)、物理SIM→主に通話用
端末②:iPhoneSE、キャリア回線:OCNモバイルONE、物理SIM→主にデータ通信で利用

iPhoneSEは第二世代でeSIM対応のため、端末①でeSIMを申請し、

端末②のOCNモバイルONEの物理SIMはそのままに、端末②にdocomo(irumo)のeSIMを追加して

ディアルsimで運用することにしました。

以下は手順です。

eSIM発行申請のために端末①にてdocomo(irumo)サイトへログインします。

注)docomo回線に紐づいている必要があるため端末①で実施します。パソコンからはできません。

サイトのメニューから「料金プラン変更/その他の手続き」を選択




















「eSIM発行、再発行のお手続き」から「手続きへ」を選択





















今回発行するeSIMの利用機種の画面で、今回はiPhoneSEへ移行しますので「新しい機種(持ち込み)でeSIMを発行」を選択




















新しい機種(持ち込み→今回はiPhoneSE)のEID(32桁)を入力し、「次へ」を選択。
iPhoneのEIDは設定→一般→情報から確認できます。






















確認画面が出てくるので次へ進む。





















注文完了画面





















するとすぐにNTTdocomoからSMSで確認コードが送信されてきました。





















端末①の操作はここまでで終わりです。

iPhoneから設定→モバイル通信→eSIMを追加を選択します。

モバイル通信を設定より「QRコードを使用」を選択します。






















QRコードでiPhone用プロファイルをダウンロードします。
iPhone用eSIMのプロファイルダウンロードはこちら

先ほどNTTdocomoから送信された確認コードを入力して完了。

ものの10分で完了しました。

2024年1月15日月曜日

経済学・経済政策 〜価格の弾力性〜

需要の価格弾力性

ある財の価格Pが1%変化した場合に,需要量(数量)xが何%変化するかを需要の価格弾力性εという。






















需要曲線の傾きが緩やかなほど価格弾力性は大きくなる。→価格が変化した際に需要(数量)の影響が大きい。

需要曲線の傾きが急なほど価格弾力性は小さくなる。→価格が変化した際に需要(数量)の影響は小さい。












需要の価格弾力性が小さいほど、価格の限界費用からの乖離度は大きい。また短期的な供給の価格弾力性よりも長期的な供給の価格弾力性の方が大きい。ある財を完全独占として1社が供給を行っている場合、独占企業の利潤最大化条件は限界収入=限界費用であり、価格は限界費用よりも大きくなる。需要曲線上を右に移動するにつれ、弾力性は小さくなる。
価格の変更による売上高の影響

価格弾力性とはある財の価格が1%変化した場合に,需要量(数量)が何%変化するかを意味する。
・需要の価格弾力性が1より小さい場合、企業が価格を引き下げる戦略をとっても、金額の引き下げに対して需要はあまり増加しないため売上額は減少する。
・需要の価格弾力性が1より小さい場合、企業が価格を引き上げる戦略をとっても、金額の引き上げに対して需要はあまり減少しないため売上額は増加する。
・需要の価格弾力性が1と等しい場合、企業が価格を変化させる戦略をとっても売上額は変化しない。
・需要の価格弾力性が1より大きい場合、企業が価格を引き下げる戦略をとると、金額の引き下げに対して需要が大きく増加するため、売上額は増加する。
需要の交差弾力性

需要の交差弾力性とはある財Aの価格の変化率に対する,ある財Bの需要量(数量)の変化率のこと。

需要の交差弾力性=ある財Bの需要量(数量)の変化率/ある財Aの価格の変化率

・粗代替財
片方の価格が上がると「もう片方の安い方を買おう」となり、需要がシフトする関係
 →コーヒーと紅茶、肉と魚
 コーヒーの価格が上がり、紅茶の需要が増える。プラスの変化に対してプラスの変化になるので交差弾力性はプラスになる

・粗補完財
片方の価格が上がると「セットで使う機会自体が減る」ため、連動して需要が落ちる関係
 →スマホとスマホケース、プリンタとインク
 スマホ本体の価格が急激に上がり、スマホケースの需要が減る。プラスの変化に対してマイナスの変化になるため交差弾力性はマイナスになる


2024年1月14日日曜日

経済学・経済政策 〜市場メカニズム〜

需要曲線・供給曲線













需要曲線(Demand)

縦軸を価格P、横軸を数量xとした場合に右肩下りの曲線。(便宜上直線で表現するものの実際は曲線である)
買う側(消費者)の気持ちを表現していて、価格Pが高ければそんなにいらない(→数量xは少なくなる)。価格Pが低ければたくさん欲しい(→数量xは多くなる)
供給曲線(Supply)

縦軸を価格P、横軸を数量xとした場合に右肩上がりの曲線。(便宜上直線で表現するものの実際は曲線である)
売る側(生産者)の気持ちを表現していて、価格Pが高ければたくさん作って売りたい(→数量xは多くなる)。価格Pが低ければあまり作りたくない(→数量xは少なくなる)
市場均衡

均衡価格は需要曲線と供給曲線が交わる点を指す(P*と表現する)













超過需要

本来の価格よりも低い値段で売っているため、皆が欲しい状態。つまり品不足の状態。
数量を多くする方へ向かう。
超過供給

本来の価格よりも高い値段で売っているため、皆は特に買わない状態。つまり売れ残りの状態。
値下げする方へ向かう。
均衡価格

超過需要や超過供給は均衡価格へ自然と向かう=神の見えざる手
曲線の右シフト

需要曲線の右シフトは消費や家計にとって良いことで、供給曲線の右シフトは企業や生産者にとって良いこと、と覚えます。左シフトはその逆です。
需要曲線の右シフト

価格Pは変わらないが、皆んながたくさん買いたい状況になること。















需要曲線の右シフトが起こる要因は以下のとおり
①所得の増加→お金がたくさんあるので買いたい人が増える。いつもより多く買いたくなる。
②好みの上昇によるもの(選好)→宣伝や広告により皆が買いたくなる
③代替品の価格上昇によるもの→小麦の値段上昇によりパンが値上げしたため、皆がパンを買わなくなり米の需要が上昇する。など
④補完品の価格低下によるもの→バターが値下げして、バターの需要が上昇し、その影響でパンの需要も上昇する。など
供給曲線の右シフト

価格Pは変わらないが、市場にたくさん供給される状況になること。














供給曲線の右シフトが起こる要因は以下のとおり
①生産コストの低下(人件費や原材料費の低下)
②技術革新(生産性向上による)
余剰分析

実際の価格Pに対し、消費者からみてと思っていたよりも安く買えたとなる部分の面積を消費者利益(消費者余剰)といい、生産者からみてと思っていたよりも高く売れたとなる部分の面積を生産者利益(生産者余剰)という。














価格規制

政府が価格規制をして価格P1でしか売ってはいけないとした場合、生産者は安いため数量x’しか作らなくなる。総余剰は以下の台型の部分となる。灰色の部分は死荷重という。




経済学・経済政策 〜独占〜

 独占市場の利潤最大化条件はMR(限界収入曲線)=MC(限界費用曲線)である。MR=MCの生産量に対応する価格を設定することで利潤が最大化する。 総収入が最大となるのはMR(限界収入曲線)=ゼロである。 独占的競争では、多数(無数)の企業が相互に差異化した財・サービスを供給する。...